家が近いというのもあるけれども、歯周病だったり、知覚過敏だったりのケアも含めて、毎月1回は歯医者さんに行くことになっている。
できるだけ虫歯にならないように心がけてはいるつもりなんだけど、もともと小学生や中学生の頃のお手入れがあまりにひどかったので、すでに、口の中はいたるところに神経がなかったり詰め物がしてあったりする歯が並んでいる。過去のことを悔やんでも仕方ないので、この状態をできるだけ長続きさせられるようにしなくては。とはいうものの、詰め物をしている歯が、妙に冷たいものがしみたりすると、経験上、やばそうな気になる。
歯医者さんは、たぶん中で神経がかなりまずい状態になっているかも、とのことで、痛みが続くようなら神経を取らなければならないらしい。ただ、放射線治療を受けているので、歯の神経を抜くのもためらってしまうものなのらしい。
次に通院する日を尋ねられたので、来週の月曜日に、と答えると、紹介状を書くので、とのこと。
どうやら、抜髄に関して質問したいらしい。
ほんの数年前まで、病院などとは縁がなかったのに、こうやって、お医者さん同士の紹介状を持ち歩くようなことになるとはちょっと不思議な気もする。
本来の目的の、歯周ポケットや知覚過敏の状態のチェックは、いつも担当してくれる歯科衛生士の方いわく、歯もきれいに磨けているし問題はありません、とのことで、来月の予約をして帰ってきた。
投稿者: 1of each pair
投薬
今日は、地元の病院に。
甲状腺ホルモンを服用するようになってから、
一番よく感じるのが、
- 長距離の運転中の眠気がかなり軽減されたことと、
- よく眠れるようになったこと。
家族の異動があったり、仕事の関係で、退院してから、長距離の運転をすることがより多くなっていた。
そんなとき、特に高速道路で、服用以前は不思議なくらい眠くなってしまって、パーキングエリアごとに休憩しながら、時には数時間眠り込んでしまうようなこともあった。
それが、服用するようになってから、放射線治療などを受ける前と同じくらいの状態で運転できるようになった気がする。
また、夜も、眠いことは眠いんだけど、服用以前は、眠ってから3時間とかそこらで目が覚めてしまうことが多かったのに対して、服用するようになってからは、惰眠をむさぼることができるようになった気がする。
眠るのにもエネルギーが必要らしいので、なんとなく納得はできるけど。
必要な薬の処方と投薬は地元の病院でお願いしているので、今飲んでいる甲状腺ホルモンの薬を処方・投薬してもらうために、耳鼻科のお医者さんにごあいさつしてきた。
お医者さんサイドも、自分に関しては特に何もすることがないので、本当にごあいさつ。
2つも病院を掛け持ちしているのは、ある意味、贅沢だな、と思うけど、でも、よりたくさん症例を知っているだろうお医者さんに予後を確認してもらいつつ、必要な薬は近くのお医者さんにお願いする、というのは、患者サイドとしては便利な気がする。
セカンドオピニオンもそうだけど、よりたくさんの方にお願いして、自分を支えてもらえる制度があるのはありがたいことだと思う。
大いに感謝しつつ、その制度に乗っかって。
そして、ふと、まだ生きてるんだな、としみじみ思うこともある。
血液検査
今回は、通常の診察に加えて、甲状腺ホルモンの値のチェックのための血液検査も予定に入っているので、少し時間がかかるかもしれませんね、とお医者さんからあらかじめ言われていたけど、あまり気にせず早めの時間に通院。
この病院に来るたびに、ガンになる人って、こんなにたくさんいるんだ、と思うけれども、さすがにこの時間だと患者さんも少なめで、すぐに診察に呼んでもらえるのがいい。
再来の手続きをすると、頭頸科の診察と採血だけと思っていたら、放射線科のお医者さんの診察も入っていた。時々スルーされることもあるけれども、だいたいは頭頸科の診察に合わせて診察を設定してくれるのはすごいな、と思う。
でも、感心している場合ではなくて、再来の手続きをした途端に、頭頸科の診察室に来い、ということになっていて少し焦る。何時間も待たされるよりはいいけれども。
ただ、こんな時間から診察をされているお医者さんは、たぶん、頭頸科のこのお医者さんくらいみたいで、いくら患者さんが多いからと言っても、本当に大変だな、と思う。そして、それにつきあっている看護師の方も。
診察自体は、自分から甲状腺ホルモン剤を処方されている状況を報告した後で、首の触診と、鼻からのスコープで扁桃腺のあったあたりと咽頭を見て終わり。
特に問題はなく、では、血液検査をしてその結果が出たらまたお呼びします、とのことで、いったん診察室から出て、採血室のほうへ回る。病気の性質上、通院しているほとんどの方が採血されるのではないかと思うけど、そのせいか、採血も順番待ちをさばくのが大変そう。看護師の方以上に、スタッフの方はていねいに接してくれるので、こっちが恐縮してしまう。
やがて採血の結果も出たらしく、また診察に呼ばれて、こちらのほうも、甲状腺ホルモンと甲状腺刺激ホルモンともに正常範囲に収まっている。でも、コレステロール関係の値が、ちょっと乱れ気味で、頭頸科のお医者さんは律儀にそれを指摘してくれる。ただ、なんとなく専門外のこのあたりに関しては、このお医者さんはどんな指示をするべきか心もとないご様子で、逆に、こういう専門医のお医者さんの弱点なんだろう。そこらへんはトレードオフなんだろうな。でも、そういう心もとないご様子がうかがえてしまうところが、また、このお医者さんの人柄の良さを証明しているみたいで、診察室を出てから、失礼ながらちょっと笑ってしまった。
その後、放射線科にまわって、しばらく待っていると、放射線科のお医者さんの診察。
甲状腺ホルモン剤を服用していることを報告したり、味覚の回復に関しての質問があったりしてから、舌を見て、唾液の分泌状況を確認して、終わり。
結局、今日も全部で3時間もかからないくらいだった。
甲状腺ホルモン剤追加
甲状腺ホルモン剤を飲み始めて4週間。
そろそろ薬の効果も落ち着く頃とのことなので、採血して甲状腺ホルモンの値などを検査。
結果的に、甲状腺ホルモンそのものの値は、基準値の範囲内に入っていたけれども、脳下垂体から出る甲状腺刺激ホルモンがまだ高い状態。お医者さんは、その値を確認して、甲状腺ホルモン剤の量を増やしましょう、とおっしゃって、毎日1回一個だったのが、毎日1回二個に。
月末には、放射線治療を受けた病院の外来もあるので、そこでまた血液検査。
経過の観察を受けながら、薬の処方は近くの病院でお願いしているので、血液検査もあっちこっちで受けることになり、ややこしいけれども、それぞれの病院でやり方が違ったりするのが、自分的にはいろいろ興味深かったり面白かったりする。
経過観察
甲状腺ホルモン剤の経過観察ということで、ホルモン剤を処方してもらった病院へ。
大丈夫ですか、と尋ねられて、変わりないです、と答えると、それで診察は終わり。
わかるんだけど、でも、なんだか、時間が無駄な気が。
1週間後に血液検査します、という話になったので、できれば今日してもらえるうれしいですが、と言ってみたが、甲状腺ホルモン剤の効果が落ち着くのに2週間くらいはかかるから、とのこと。まあ、このへんはネットで予習していたとおりのお話しなので、仕方ないんだろうな。ただ、来週は所用があって通院できないので、1週間伸ばしてもらった。
甲状腺ホルモン剤を飲むようになって、実際のところ、体調はどうなのか、と考えてみると、倦怠感がなくなったようにも思えるし、でも、相変わらず夜更かししてるので、昼間眠いのはあって、一概にどうとは言えないような気がする。
本当はまだまだ療養中のようなものなんだから、早寝早起きの規則正しい生活を送るべきなんだろうけど。
甲状腺ホルモン剤
こっちにも来てくださいね、と言われているので、翌日には、地元の病院へ。
放射線治療を受けて退院するときに、地元の病院に対して紹介状を書いてもらって、必要な薬の処方はこちらで受けることにしていたので、今回の甲状腺ホルモン剤も、検査結果を携えて行って処方をお願いすることにした。
自分の持って行った検査結果を見ながら、お医者さんは、急に甲状腺ホルモンの値が低くなるのも不思議だ、とおっしゃるので、甲状腺ホルモンの値を検査したのは、放射線治療後、これが初めてだったので、とは言ったものの、もしかしたら、自分が放射線治療を受けたことは忘れられている?
まあ、お医者さんもいろいろお忙しいし、主治医が他にもいる自分のような患者は、なかなかなかなか難しいんだろうし。
そんなこんなで、まずは1週間分、処方をしてもらって、1週間後にもう一度診察を受けることになった。
この病院は院内処方なので、病院の窓口で薬をもらって帰って、さっそく甲状腺ホルモン剤を飲んでみた。もちろんそんなにすぐには劇的に効果が出るものではないとは思うけど、なんとなく元気になったような気がするのは、我ながら笑える。
甲状腺ホルモン
今回の通院は、腫瘍マーカーの検査のために血液検査あり。
例によって、朝早く受付をして、まずは診察。
喉をのぞいてから、首の触診、スコープで咽頭を見て、いつもならこれで無罪放免になるところが、今回は、さらに採血とその結果待ち。
なんだか、最近、ますます採血しにくくなっているみたいで、採血担当の方がかなり念入りに静脈の位置を探ってくれていたみたいだけど、それでもちょっと痛かったので、これはきっと内出血してしまったな。
採血後、しばらく待っていると、また診察室に呼ばれて、お医者さんから、甲状腺ホルモンの値が低いようなので甲状腺ホルモン剤を飲んだほうがよいだろう、とのこと。検査数値は甲状腺ホルモンの値が低くて、それに対して、視床下部から出る甲状腺刺激ホルモンの値が高い状態で、甲状腺の機能が低下していることを表しているらしい。
放射線を当てたので、甲状腺の機能が低下するのはやむを得ない、とのこと。
お医者さんには、甲状腺ホルモンが低下すると倦怠感があったりするので、だるさを感じていたのではないか、と尋ねられたけれども、しょっちゅう眠いのもそのせいなんだろうか。ついつい夜更かしをしてしまうので、そのせいだとばっかり思っていたけれども。
だるさを感じていたのでは?と言われると、急に倦怠感を感じ始めるのが我ながらちょっとおかしい。
ちょうど、明日、近くの病院に行くことになっているので、甲状腺ホルモン剤の処方はそちらでしてもらうことにした。
甲状腺という名前は知っていても、甲状腺ホルモンの働きなど、意識したことがなかったので、かなり意外な話だった。
ネットで調べてみると、基礎代謝量を左右しているホルモンらしい。
その後、二ヶ月ぶりに、放射線科のお医者さんの診察もあった。
味覚のうち、甘味に関しては、定期的に飲んでみているりんごジュースの味もほぼ記憶通りにものになっているけれども、すぐに甘味を感じなくなってしまう。しばらく時間をおいたり、水を口に含んで味覚をリセットしたりすれば、また甘味を感じるというようなことをお話しした。
血液検査で、甲状腺ホルモンの値が低かったこともお話ししたが、お医者さんは、放射線を当てたので仕方ない、との反応だった。甲状腺の働きに関しては、どうやら、はかばかしく回復することは望めないようで、甲状腺ホルモン剤は、ずっと飲み続けなければいけないようだ。
退院してからちょうど1年になるので、次回からは、2カ月間隔での診察ということになった。
超速
今回の診察は、前回言われていたとおり、朝早く受付。
9時までには受付してください、とのことだったが、再来受付機が稼働し始めた7時半過ぎには受付を済ませた。
早朝の病院は、外来の患者さんもほとんどおらず、ゆったりした感じ。
診察が始まるまでにはまだまだ時間があるよな、とのんびり待合室の椅子に座って音楽を聴いていると、意外に早く呼び出される。
あれ?と思いながら診察室に入っていくと、すでに、(たぶん)一人目の方の診察が終わって、自分は二人目の診察だった模様。こんなに朝早くから?、と主治医のお医者さんの激務ぶりに、少し怖くなってしまう。しかも、いつもの外来の看護師の方も働いておられて、もう、今後は診察で待たされても不平を抱いたりしないようにしなくては、と、密かに決心した。
診察自体は、いつも通り、喉の様子を目視で確認して、扁桃腺の跡のあたりを指で触診してから、鼻から入れたスコープで咽頭部の確認。そして、首の触診。
特に問題ないですね、ということで、無事に解放される。
診察は無事終わったものの、月に1度のペースの通院なので、毎回、窓口での保険証の確認が必要で、今度は、確認の窓口が開くのを待つ。
8時半に窓口が開いて、自動支払機でお金を払って病院を出たら、まだ9時になっていなかった。
うーん、さすがに、朝早く来ると、早く終わる。
やっぱり、待合室でじっと待っているのは退屈なので、診察だけの時は、今度から、朝早く来ることにしよう。
ただ、次回は、採血があって、腫瘍マーカーなども検査してみるとのことなので、今回のようにてきぱき終了するというわけにはいかなさそうだけど。
歯磨き
虫歯にならないでくださいね、と言われているので、歯磨きには気をつけているが、そうは言ってもなかなかむつかしい。
で、例によって月次の歯医者通い。
一部、歯石が付いているとのことで、スケールの器具を使ってがりがりと取った後、超音波スケーリングで全体を掃除してもらう。
前回、汚れが残っていると言われたので、鏡を見ながら歯ブラシを使うようにしたら、よりきれいに磨けているらしい。
少なくとも3年間は、抜歯するような事態になってはいけないらしいので、これからもできるだけ注意しなくては。
ところで、この歯医者さんは、幼なじみがやっていて、彼が時間があれば、治療後にちょっとお話ししたりもするんだけど、今日もちょうど患者さんが途切れたところだったらしく、お金を支払うときに雑談モードに。
実は、数週間前に小学校の同級生が胃がんで亡くなったとの知らせがあり、話題はそこに。
他人事じゃないよね、と自分が実感を込めて言うと、彼も、自分を見ながら大きくうなずいていた。
そして、遊べるときに遊んでおかないと、とのたまうので、うーん、そういう方向に発想がいくわけか。ちょっと苦笑。
診察待ち
今回の頭頸科の月次診察は、10時40分の予約だったのが、実際の診察は14時頃。
頭頸科の後に放射線科の診察が設定されていたけれども、さすがに、放射線科のお医者さんもしびれを切らしたようで、放射線科のほうに先に呼ばれてしまった。
頭頸科の診察はまだなんですか、と放射線科のお医者さんに尋ねられたので、ちょっと苦笑してしまった。放射線科のお医者さんの診察は、味覚や唾液の状態をヒアリングされて終了。甘味の感じ方が、甘味の元によってちょっとムラがあったり、感覚が長続きしなかったり、というのを差し引いても、比較的順調に回復しているらしい。
その後、しばらく待って頭頸科の診察。お医者さんは遅くなって申し訳ないとおっしゃっていたが、まあ、2時間待ちくらいは普通かな、と思っているので、かえってこちらが恐縮してしまった。特に、自分のように、状況を確認してもらうだけなら、自然、診察の優先度も低くなると思うので、割り込みなどが入るのもやむを得ないんだろう。
それでも、さすがに、3時間待ちはちょっとね、という気もするので、次回の診察はもっと早めに、9時以前に受付を終えるようにすることにした。それなら、先着順に診ているので、との頭頸科のお医者さんの言で、ということは、予約制とは言うものの、いろいろ割り込み事案が発生しているらしいことを連想させられる言葉だった。
診察は、いつものように状況をヒアリングしてから、あーん、と喉をのぞき、スコープを鼻から挿入して咽頭部をチェックした後、首回りを触診。
頭頸科のお医者さんにも、順調に回復しているみたいですね、と言ってもらったので、やっぱりちょっとほっとする。
現状、自分の甘味の感じ方は、対象によってムラがあるようで、冷たいもののほうが甘味を感じにくいような気がする。厳密に実験してみたわけではないが、たとえば市販のソフトクリームのようなものは甘味を感じにくくて、瞬間感じても、すぐに、甘味を感じにくくなってしまって、しばらく時間をおくか、常温の水で口をゆすぐかすると、また甘味を感じるようだ。
手術の傷口などは、画像に撮っておけば、どのくらい回復しているか一目瞭然だが、こういう感覚みたいなものは、1カ月前の感覚と、今の感覚がどのくらいどうなのか、そもそも過去の感覚はどうだったのか記録を取っておくことができないので、比較するのがすごく難しい。定期的に透明なりんごジュースを飲んで、その感じ方で自分の回復度合いを測るようにしているが、何か良い方法はあるんだろうか。