今回は、通常の診察に加えて、甲状腺ホルモンの値のチェックのための血液検査も予定に入っているので、少し時間がかかるかもしれませんね、とお医者さんからあらかじめ言われていたけど、あまり気にせず早めの時間に通院。
この病院に来るたびに、ガンになる人って、こんなにたくさんいるんだ、と思うけれども、さすがにこの時間だと患者さんも少なめで、すぐに診察に呼んでもらえるのがいい。
再来の手続きをすると、頭頸科の診察と採血だけと思っていたら、放射線科のお医者さんの診察も入っていた。時々スルーされることもあるけれども、だいたいは頭頸科の診察に合わせて診察を設定してくれるのはすごいな、と思う。
でも、感心している場合ではなくて、再来の手続きをした途端に、頭頸科の診察室に来い、ということになっていて少し焦る。何時間も待たされるよりはいいけれども。
ただ、こんな時間から診察をされているお医者さんは、たぶん、頭頸科のこのお医者さんくらいみたいで、いくら患者さんが多いからと言っても、本当に大変だな、と思う。そして、それにつきあっている看護師の方も。
診察自体は、自分から甲状腺ホルモン剤を処方されている状況を報告した後で、首の触診と、鼻からのスコープで扁桃腺のあったあたりと咽頭を見て終わり。
特に問題はなく、では、血液検査をしてその結果が出たらまたお呼びします、とのことで、いったん診察室から出て、採血室のほうへ回る。病気の性質上、通院しているほとんどの方が採血されるのではないかと思うけど、そのせいか、採血も順番待ちをさばくのが大変そう。看護師の方以上に、スタッフの方はていねいに接してくれるので、こっちが恐縮してしまう。
やがて採血の結果も出たらしく、また診察に呼ばれて、こちらのほうも、甲状腺ホルモンと甲状腺刺激ホルモンともに正常範囲に収まっている。でも、コレステロール関係の値が、ちょっと乱れ気味で、頭頸科のお医者さんは律儀にそれを指摘してくれる。ただ、なんとなく専門外のこのあたりに関しては、このお医者さんはどんな指示をするべきか心もとないご様子で、逆に、こういう専門医のお医者さんの弱点なんだろう。そこらへんはトレードオフなんだろうな。でも、そういう心もとないご様子がうかがえてしまうところが、また、このお医者さんの人柄の良さを証明しているみたいで、診察室を出てから、失礼ながらちょっと笑ってしまった。
その後、放射線科にまわって、しばらく待っていると、放射線科のお医者さんの診察。
甲状腺ホルモン剤を服用していることを報告したり、味覚の回復に関しての質問があったりしてから、舌を見て、唾液の分泌状況を確認して、終わり。
結局、今日も全部で3時間もかからないくらいだった。