甲状腺ホルモンを処方してもらうようになってから、地元の病院にも通う目的というか意義を感じられるようになってきたので、張り切って通院。
しばらく前から、3人いたお医者さんの内1人のお医者さんが異動されて、前は2診体制で外来を見ていたのに、今は1診しかない状態で外来を運営している。いろいろ大変そうだな、と思うけれども、このお医者さんも以前よりはなんとなく立派な感じに思えるのは、その大変さ故なのだろうか。
主治医の頭頸科のお医者さんの診察の状況などを報告して、このお医者さんも、喉の奥をのぞいて見る。どうやら喉の奥に痰がからんでいたようで、甲状腺ホルモンに加えて、うがい薬も処方してくれた。
つくづくお医者さんって、心配性というか、いい人じゃないとこんなことはできないんだな、と思う。
次回は、甲状腺ホルモンの値をチェックするために採血する、とのことで、採血を担当する看護師の方はだいたいが天使ナースなので、こちらのほうは刺し跡だらけになる心配はしなくても大丈夫だろう。
いずれにしても、投薬は近くの病院でしてもらうようにして正解だったと思う。
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歯医者さんからの紹介状
家が近いというのもあるけれども、歯周病だったり、知覚過敏だったりのケアも含めて、毎月1回は歯医者さんに行くことになっている。
できるだけ虫歯にならないように心がけてはいるつもりなんだけど、もともと小学生や中学生の頃のお手入れがあまりにひどかったので、すでに、口の中はいたるところに神経がなかったり詰め物がしてあったりする歯が並んでいる。過去のことを悔やんでも仕方ないので、この状態をできるだけ長続きさせられるようにしなくては。とはいうものの、詰め物をしている歯が、妙に冷たいものがしみたりすると、経験上、やばそうな気になる。
歯医者さんは、たぶん中で神経がかなりまずい状態になっているかも、とのことで、痛みが続くようなら神経を取らなければならないらしい。ただ、放射線治療を受けているので、歯の神経を抜くのもためらってしまうものなのらしい。
次に通院する日を尋ねられたので、来週の月曜日に、と答えると、紹介状を書くので、とのこと。
どうやら、抜髄に関して質問したいらしい。
ほんの数年前まで、病院などとは縁がなかったのに、こうやって、お医者さん同士の紹介状を持ち歩くようなことになるとはちょっと不思議な気もする。
本来の目的の、歯周ポケットや知覚過敏の状態のチェックは、いつも担当してくれる歯科衛生士の方いわく、歯もきれいに磨けているし問題はありません、とのことで、来月の予約をして帰ってきた。
投薬
今日は、地元の病院に。
甲状腺ホルモンを服用するようになってから、
一番よく感じるのが、
- 長距離の運転中の眠気がかなり軽減されたことと、
- よく眠れるようになったこと。
家族の異動があったり、仕事の関係で、退院してから、長距離の運転をすることがより多くなっていた。
そんなとき、特に高速道路で、服用以前は不思議なくらい眠くなってしまって、パーキングエリアごとに休憩しながら、時には数時間眠り込んでしまうようなこともあった。
それが、服用するようになってから、放射線治療などを受ける前と同じくらいの状態で運転できるようになった気がする。
また、夜も、眠いことは眠いんだけど、服用以前は、眠ってから3時間とかそこらで目が覚めてしまうことが多かったのに対して、服用するようになってからは、惰眠をむさぼることができるようになった気がする。
眠るのにもエネルギーが必要らしいので、なんとなく納得はできるけど。
必要な薬の処方と投薬は地元の病院でお願いしているので、今飲んでいる甲状腺ホルモンの薬を処方・投薬してもらうために、耳鼻科のお医者さんにごあいさつしてきた。
お医者さんサイドも、自分に関しては特に何もすることがないので、本当にごあいさつ。
2つも病院を掛け持ちしているのは、ある意味、贅沢だな、と思うけど、でも、よりたくさん症例を知っているだろうお医者さんに予後を確認してもらいつつ、必要な薬は近くのお医者さんにお願いする、というのは、患者サイドとしては便利な気がする。
セカンドオピニオンもそうだけど、よりたくさんの方にお願いして、自分を支えてもらえる制度があるのはありがたいことだと思う。
大いに感謝しつつ、その制度に乗っかって。
そして、ふと、まだ生きてるんだな、としみじみ思うこともある。
歯医者通い
放射線治療を受けた病院の歯医者さんから紹介してもらった形の、近所の歯医者さんへ、歯のメンテナンスをお願いに。
いつも担当してくれる歯科衛生士の方が、今日は前回より顔色が良い気がします、と言ってくれて、それだけでちょっとうれしい自分もかなり単純なのかもしれない。
唾液が少ないので虫歯になりやすいから、ちゃんとメンテナンスしてもらってください、と病院の歯医者さんから言われているので、神妙に治療台に上がる。
歯周ポケットの深さをチェックされるけれども、全体にそれほどは悪くなっていないのでちょっとほっとする。
いろいろ勉強したらやっぱり保湿が大切なので、と、チェックやメンテナンスの合間に、その都度、保湿ローションを口腔内に塗ってくれて、前回まで全然そんなことはなかったのに、本当にわざわざ勉強してくれたんだなあ、とありがたく思う。
医療関係の方は、本当に、どの方も、できるだけのことはしてあげよう、と思ってくれているようで、そういう方々に支えられながら、自分の体力を使って、自分の身体の不具合を修復していくんだな、と改めて感じる。
プラークの除去だけでなく、フッ素剤の塗布もうけて、今日は終わり。
なぜかフッ素剤の塗布は自費になるのがおかしかった。(500円だった。)
また、1ヶ月後に受診。
かかりつけの歯医者
40代後半になってから、歯周病や知覚過敏の症状で、幼なじみがやっている近所の歯医者さんにずっとお世話になっていて、3カ月または1カ月おきに治療に通っていた。
入院中は、病院に付属している歯医者さんが、口内炎の状況や歯や歯ぐきの状況を診てくれていて、退院時に、紹介状を書いてくれて、かかりつけの歯医者さんに渡すように言われていたので、今日はそれを持参した。
いつもはひょうきんな幼なじみも、さすがにちょっと深刻な表情で紹介状を読んでいたけれども、状況はわかってくれたらしく、いつも歯垢や歯石の除去をしてくれる歯科衛生士の人に、下あごの歯ぐきの状況確認とクリーニングの指示を出してくれていた。
入院前は、かなり気をつけて歯磨きをしていたけれども、さすがに入院時は気力が低下気味で、歯磨きも最低限のところしかやっていなかったので、状況が悪化しているのではないかと心配だったが、歯ぐきの状態が悪くなっているということもなく、クリーニングをして、虫歯予防のためにフッ素を塗布していけば大丈夫だろう、とのことだった。
今回入院して、比較的口内炎が軽かった(とは言うものの、けっこうなダメージだったけれども)のには、こまめな歯磨きやうがいだけではなく、それ以前に、定期的に歯医者さんに診てもらって歯周病などがほとんどない状態だった、というのも要因としてあるかもしれない。
口腔内の細菌の数が少ないほど、口内炎などになりにくいらしいので、歯の状況を定期的に歯医者さんで確認してもらう、というのも大切なことだろうと思う。
退院の報告
放射線治療をした病院の腫瘍内科のお医者さんに紹介状を書いてもらっていたので、それを持って、首の腫瘤摘出や扁桃腺の手術を受けた病院のお医者さんに退院の報告。
治療内容や検査値の推移などはすべてその紹介状に書かれているので、それなりに状況を把握してもらったご様子。
放射線治療による皮膚の日焼けのような症状も診てくれて、これを貼っておきましょうか、とフィルムのような物を貼り付けてくれた。自然にはがれるまでそのままにしておけばよい、とのことで、結局、数週間、皮膚に貼ったままになっていた。たぶん、このフィルムのおかげで、痛がゆい状態も軽減されて、治るまでの期間も短縮されたのではないかと思う。
実は、このお医者さんは、漢方薬に傾倒しているらしく、自分にも口内炎に良く効く漢方薬を紹介してくれようとしたんだけど、自分が、もしかして半夏なんとか湯っていう漢方薬(半夏寫心湯)なら友達に紹介してもらって試してるんですけど、と言うと、ちょっとがっかりしたふうで、その漢方薬が口内炎には一番良く効くといわれているので試してみてください、とのことだった。
退院時のことがあるので、ちょっと心配で、今日は病院まで娘に付き添ってもらった。
もちろん無事だったが、体調的にも、退院直後に比べれば少しはましになってきている感じがする。
とげ抜き
転院のため紹介状をもらう際にもらっていた、扁桃腺のがん組織のプレパラートがもどされていたので、それを返すために最初にかかった病院を受診する。
3診あるが、主治医ということになっている若いお医者さんではなく、セカンドオピニオン先を紹介してくれたお医者さん宛て(御侍史と書かれていて、意味的には秘書のことらしいが、だからといって、まさか外来の看護師に、これ渡しといて、って言うわけにもいかないから)になっていたので、そのお医者さんの予約を取っていたら、なかなか取りにくくて、少し遅くなってしまった。
簡単に自分の状況を説明して、15日から先方に入院し、化学放射線治療が始まることを伝え、胃瘻も作るように言われてるんです、と言うと、喉が全体に痛くて、扁桃腺を手術した時の痛みと、全然質が違うらしいから、それは必要かもしれないですね、とのこと。
さらに、全然痛くない人もいるけど、一週間くらいでもう痛くてどうしようもない人もいるので、風邪を引いたりしないように、体調管理にも気をつけてください、とのアドバイスもいただいた。
せっかく受診したので、ついでに、ずっと気になっていた、首の手術跡に一カ所あるとげのようなもののことを話すと、その部分を顕微鏡で拡大して見て、本来は吸収される糸が残っているみたいですね、と、器具で引き抜いてくれた。
放っておいてもいいんだろうけど、でも、気になる、ということが、一つすっきりしたので、なんとなく気分良く、病院を後にすることができた。
転院先の予約
今日は、転院先の病院の予約を取っておいてもらえる予定の日だったので、今、かかっている病院の外来へ。
結果、6月12日に、セカンドオピニオンを担当してくれたお医者さんの予約が取れたということなので、予約表などのFAX(やっぱり今どきFAXとは思ってしまうけど)を一式、手渡してもらった。
ついでに、気になっていた、低分化型の解釈について、お医者さんに尋ねてみたけど、特に解釈というのはなさそうで、低分化型であるということを受けて、先方では抗がん剤の種類を変えたりはするかもしれないが、とのこと。
リンパ球の湿潤がある、ということに関しても、もともと扁桃腺はリンパ器官なので、リンパ球ががん化してるというようなことではない、とのことだった。
今の病院の若いお医者さんに、来週また来てね、とお誘いを受けたんだけど、どうやら血液検査をするらしい。
4月に腫瘍マーカーを調べたときにはあんまり上がってなくて、正常値の範囲内だったので、もう一度検査をしてみるとのこと。
これは初めて聞いた情報。
病名を告知するのなら、それと同時に、検査の数値結果なども全部教えて欲しい、と思ってしまった。
できれば、それをどう解釈するのか、まで教えてもらえると一番良いけど、さすがにそこまではむつかしいのかもしれない。
ただ、このお医者さんはまだそれほど経験を積まれているというわけではないので、そういう意味で難しかったのかもしれない。
同じ病院のお医者さんでも、他のお医者さんは組織検査の結果などを、お願いするまでもなく積極的に印刷して手渡してくれていたので。
たぶん、低分化型というのは悪い情報のような気がするけど、逆に、腫瘍マーカーが上がってなかった、というのは良い情報のような気がする。
実際には、一つ一つの事象に一喜一憂しても仕方なさそうだけど。
扁桃腺摘出手術の退院日
摘出した扁桃腺の病理検査の結果が出るだろうという日が、手術から一週間後の今日だったので、それもあって退院日をこの日に設定。
結果として、低分化型の扁平上皮がんだったとのこと。
リンパ球の浸潤も多かったらしいのだが、結局のところ、それがどういう意味を持つのか尋ねないままになってしまった。
組織検査を行ったお医者さんは別にいて、このお医者さんはがんの専門医ではないし、詳しく尋ねても仕方ない、と思ってしまったのかもしれない。
本当は、このお医者さんなりの解釈を教えてもらっておいて、ほかのお医者さんの解釈とつきあわせるという作業を行うべきだった。
「どうせ」とか「仕方ない」とか思わないようにしなければいけない、と反省。
月曜日に手術後の状況確認のために外来を受診することになっているので、その時に、ちゃんとどう解釈するのかを聞かせてもらうことにしよう。
治療に関しては、結局、セカンドオピニオンを受けた病院のうちの一つでお願いすることにしたが、病院間連携という仕組みがあって、お医者さんからお医者さんへFAXで予約を入れてくれるらしい。
いまだにFAX?と思わないでもないけど。
いずれにしても、自分で初診の予約の手続きをしなくても良いのは、ありがたいことだと思うべきなんだろう。
今日の食事(午後に退院したため、夜の食事はなし)
医療ソーシャルワーカー
突然、医療ソーシャルワーカーという人がベッドのところにやってきて、転院されることになっているようですが、まずは先方で初診を受けられるので、すぐ先方に入院されるわけではないですよね?、と尋ねてくるので、状況を手短に話すが、6人部屋(実質3人しかいないが)だと、他にも人がいるので、どうしても詳細に話すのをはばかられてしまう。
こんなところで自分ががんだと公言したくない気持ちがあるのは、逆に言えば、自分に差別意識があるということなんだろうか、と、ちょっと反省もするが、病院って、病気を治すための施設であって、プライバシーはどうしても後回しにならざるを得ないんだろうな、と思う。
個室にいれば、全然違うとは思うけれども。
それにしても、医療ソーシャルワーカーとはいったいどういう人で、どんな立場で、何をしてくれるのかわからないので、後になってみると、いったいあの人は誰?という不気味さに近いものだけが残る。
看護師の方などに尋ねてみると、医療ソーシャルワーカーとは、病院に所属していて、他の病院との連携などに関してうまくいくように調整したりする人らしかった。
自分の場合は、お医者さんが転院という形式で報告していたので、病気が完治しないまま転院する状態だと思ったらしく、何か困っていることがないか、確認に来てくれたようだった。
今日の食事