投薬

放射線治療を受けた病院での検診を受けて、地元の病院に甲状腺ホルモンの薬を投薬してもらいに行っている。
このまま何もなければ、あと一年半ほどで、検診は受けなくてもゆくなるんだろうけど、甲状腺ホルモンの投薬は、もしかしたらずっと続くのかもしれない。
今回は血液検査があったので、その結果を持参すると、お医者さんは一通りながめた後で、多少問題があるのもあるけど、どれもそんなにひどいということはないですよね、と。
いわゆる様子を見ましょうなんだろうな、と勝手に納得するが、お医者さん的にすぐにどうこうという数値ではないのなら、それでよろしいかと。今後引き続きの投薬をお願いして、今回の診察は終わり。

不安要因

今日は、3ヶ月ごとの診察で、血液検査あり。
採血があるので本当は一時間くらいは早めに行くべきなんだけど、どうせ予約時間よりは遅くなるし、と予約時間の30分くらい前に病院に到着して受付したら、速攻、診察室へ来いとの呼び出しが。
え?まだ採血も終わってないのに、ということで、ちょっと待ってもらって採血へ。
今日の採血担当の方は、明るい感じで希望がもてそうだなー、と思っていたら、一発で、かつ、手早く血を吸い上げてくれて、あっさり採血は終了。
採血が順調だと、本当にほっとする。
診察も、触診もスコープも、ともに問題なく。
でも、血液検査の結果が出てから、もう一度呼ばれて結果をうかがうと、総タンパクが低い、とのこと。
栄養不足ですね、とのお医者さんの言葉に、え?と一瞬、自分の耳を疑う。
はあ、とは返事をしたものの、まさかそれはないよな、という感じ。
中性脂肪とコレステロール値は相変わらず高いんだけど、総タンパクは、初めて言われた。
診察が終わってから、ネットで調べてみると、当然だけど、例によって良いことは何も書いてない。
まあ、びっくりするような値というわけではないので、しばらく様子を見れば良いんだろうけど、いつもは高めに推移していた総ビリルビンの値が低いのもちょっと気になる。
まあ、いずれにしても、しばらく様子を見ましょう、と自分に言い聞かせるけど、何をどうすれば良いのやら。
ううむ、まあ、もうちょっと節制して、早寝早起きを心がけるとかしないといけない、ということなのかもしれない。

甲状腺ホルモン処方

いつも通り、放射線治療を受けた病院での診察結果を受けて、地元の病院で甲状腺ホルモンを処方してもらう。
主治医のお医者さんが変わって二度目の診察なので、もう一度、必要な薬(今は、甲状腺ホルモン)を処方してもらっているということと、検査結果はこちらにも持参している、ということをお話しすると、カルテを読み返してみて、ああ、なるほど、では、今後もそういうペースで、と納得いただいたようだった。
それでも、さすがに、少しは診ないといけないと思われているのか、喉をのぞいてみて、手術跡はきれいですね、どこがそうなのかわからないくらいです、とおっしゃっていた。
二重にお医者さんに診てもらうのもどうなのかな、とは思わないでもないけれども、やっぱり薬は地元の病院でもらうほうが何かあったときに良いような気がしてこの方法を選んでいる。

まさかの

ちょっと、キャッチーなタイトルにしてみたけど、診察結果はいつも通り、扁桃腺の手術跡はきれいです、喉の触診も問題ありません、でした。
が、まさかの診察券を忘れていくという、しかも、健康保険証も。
病院について、診察券も、健康保険証もないことに気づいて、あー、いつかはこんなことをやっちゃうと思ってはいたけど、それがまさか今日だなんて、という心境。
恐る恐る再診の窓口で尋ねてみると、名前と電話番号あたりで本人確認してくれて、こともなげに「診察券の再発行で100円いただくことになりますがよろしいですか?」とのこと。
よく見ると、そこらへんの柱に数年前の日付で『診察券の再発行は100円いただくことになりました』との掲示があって、まあ自分のような方々が少なからずいるということを思い知らされた次第。
例によって、5分くらいの診察時間で終了。
そろそろ6ヶ月くらい開けるのかと思っていたけど、次回の診察は3ヶ月後の3月に。
前回から半年過ぎたので、次回は腫瘍マーカーや甲状腺ホルモンの値も含め血液検査をしましょう、と予告をいただいた。次回も無事なことを信じつつ。

交代

通院の予定はスケジューラに入れて管理しているのが、うっかりスケジュールを設定し忘れたりしていると、あれ?T4製剤がそろそろなくなりそうなのに地元の病院へ行く予定がない、ということになる。
仕方なく病院に電話して、新たに予約を取り直して出かけることにした。
イレギュラーなので、いつものお医者さんとは違う方に診ていただくことになるが、この病院ではT4製剤の処方をお願いするだけなので、あんまり問題ではないだろう、と。
先日の、痛い思いをした血液検査の結果のコピーを持参して、血中の甲状腺ホルモンの値も含めて特に問題はないと言われました、と報告すると、これまで診ていた先生が転勤になるのでこれからは私が担当いたします、とのこと。
扁桃腺除去手術をしてくれたお医者さんなので、ごあいさつできないのが少し残念だったが、それよりも、なんとなく時間の流れを感じて感慨深かった。

血液検査あり

今回は通常の3ヶ月毎の検診だけれども、血液検査あり。
採血はナースか医者しかできないのかと思っていたら、どうやら検査技師の方も採血することができるとのこと。
ただ、基本的に、採血担当の方は上手な方が多いので安心して採血のブースへ。
すると、なにやらよろしくない予感が。
とりあえず自分の左手を見ていた担当の方が、今度は右手もしげしげとながめていて、どうやらこの担当者の方と自分の腕の血管の具合はあまり相性が良くないようで。
まあ、結果は、一回目の針は血管を取り逃がしたため、別の腕の手首から残りの血液を採取するという、ある意味ありがちなことに。
プロセスはともかく、今回の血液検査は、腫瘍マーカーの値も見ておきましょうか、ということで、甲状腺の機能に関連する遊離型T4や遊離型T3だけでなく、CEAやSCCの検査もあった。
現状、T4製剤を毎日飲んでいるので、T4やT3の値は基準値におさまった状態。
CEAやSCCも基準値におさまっていた。ただ、腫瘍マーカーについては、これまでに異常値になったことはなく、明らかに異常な状態ではない、というだけのこと。
診察も、スコープは異常はなく、触診も、うん、問題ないですね、とのこと。
でも、まあ、異常がないのが大切なことなので、では、また3ヶ月後に、とお医者さんと約束して今回の診察は終了。

耳鳴り

放射線治療を受けた病院での診察があったので、それを受けて、地元の病院で、内容の報告と甲状腺ホルモンの処方をお願いするために受診。
こちらのお医者さんにも、最近、また、唾液の出が悪いようなんですが、と伝えたところ、気候のせいかもしれませんね、と。
まあ、確かに、お医者さんとしても、そのれ以外に言いようがないんだろうとは思う。
ただ、体感的には、ここしばらくはかなり悪いような気がするので、お願いして、以前うがいに使っていた「半夏瀉心湯」をまた処方してもらうことにした。
さらに、ダメ元で、最近、ちょっと耳鳴りが気になる旨をお医者さんに伝えてみたが、耳鳴りは睡眠をたっぷり取るくらいで、あまり効果のある治療法がない、とのことだった。
うーん、やっぱり睡眠不足はダメなのか。
ついつい夜更かししてしまうので、睡眠不足気味なのは否めない自分としては、けっこう痛いところを突かれた感じだった。

二日酔い

3ヶ月毎の診察だというのに、ひさびさに飲みに行くメンバーだったので、つい飲み過ぎで、ちょっと早めに目が覚めた段階で、これってやばいかも、的な状態。
ううむ、まだ数時間は眠れるので、とりあえず水をがぶ飲みしてから、もう一度寝る。
ほかの診察ならいざ知らず、口を開けてあーん、的な診察なので、その段階で酒臭いのはいかがなものかと。
水のがぶ飲みが効いたのか、病院に到着する頃には、(たぶん)通常の状態になっていた。
さらに、今日は、めずらしく診察まで待たされたので、お医者さんの前で、口を開けてあーん、とする頃には、酒臭かったりすることはなかったと思う。
予約の時間を過ぎて待たされると、確かにイライラはするけれども、その分、どなたか、長く説明しなければならない方の診察があったのか、緊急度の高い方の割り込みの診察があったということで、自分がほぼ平常状態の生活を送るようになっている今となっては、その方の病状がよい方向に向かってくれればいいな、と思わざるを得ない。
今回は、CTも血液検査もなかったので、喉をのぞいて、鼻からスコープを入れた後、首を触って、順調ですね、ということで診察終了。
何か困ったことはありますか?と尋ねられたので、手術跡のあたりが時々つる、というのと、最近、ちょっと唾液の出が悪いような気もする、というのを言ったけれども、後者に関しては、こまめに水を飲んでくださいね、ということになってしまった。まあ、いずれもお医者さんとしてはどうしようもない事象なんだろうけど。
いつものように、次回は3ヶ月後で、腫瘍マーカーも含めた血液検査をしましょう、ということになった。さらにその次にはまたCTを撮るらしい。
いずれにしても、さっさと診察が終わるのはよいことなので、ではまた3ヶ月後によろしくお願いします、と診察室を辞した。

甲状腺ホルモン剤処方

薬は地元の病院でもらっているので、いつもの甲状腺ホルモン剤の処方をお願いするために受診する。
一応は診察しなければいけないんだと思うので、とりあえずのどの奥をのぞいてくれる。
CTの結果などをお話しすると、ずっとお世話になっているお医者さんはうなずいて、こちらもではまた3ヶ月後に、ということになる。
旅行などに出かけるときに、つい、甲状腺ホルモン剤を保ち忘れて出てしまうことがあって、しまった、とは思うけれども、処方箋なしに薬局で売ってくれるようなものではないので、仕方なくそのまま日程をこなすことになる。数日のことなので、たいしたことはない、とは思うけれども(そもそも、2年ほどは飲まずに過ごしていたので)、やっぱり、なんだか元気が出ないような気もする。面倒だな、とは思うけれども、このくらいの不都合でやっていけるのなら、受忍限度の範囲内と考えるべきなんだろうな。

造影剤付きCT

どういう基準でCTを撮っているのか、あんまり定かではないんだけど、今回は造影剤付きのCTということで、朝ご飯は食べずに病院へ。
担当の看護師の方に、これまで造影剤で気分が悪くなったことがあるか尋ねられて、思わず何度も刺されて痛かったことはあります、とよけいなことを口走りそうになったけど、そこはおとなしく我慢して、大丈夫です、と答えた。
かなり不安だったけど、「ちょっとチクッとしますよ」という言葉を信じていたら、なにやら微妙に血管を探っているような気配はあったものの、すんなりと針が刺さったようだった。
例によって、独特の感覚が全身を通り抜けていって、撮影はすぐに終わり、と思っていたら、すぐには終わりにならずに、次は両手を上に上げて、と言われる。
首のCTだけだと思っていたけど、どうやら肺のCTも撮るらしい。
CTの撮影は、2カ所撮影しても、本当にすぐ終わるので、ほとんどストレスがない。
造影剤を使ったときは水分をたくさん摂った方がよいらしいので、病院内のコンビニに行って、入院の初期によく飲んでいた午後の紅茶のレモンティーを。放射線治療がだんだん進んでくるとこの味もわからなくなってしまったもんな、とノスタルジー的な感傷に浸りながら飲んでいると、飲み干す前に診察に呼ばれる。
いかがですか、と主治医のお医者さんに尋ねられたので、最近首が攣ることがあるんです、とここしばらく気になっていたことを話してみるが、あまりお医者さん的には思い当たる節がないようだった。
首の腫瘤を取るために手術したため、首には、ざっくり切った跡が残っているんだけれども、去年の後半くらいから、そのあたりの神経がつながってきたのか、顎の耳の下あたりを触っても感触が感じられるようになってきた。
腫瘤の摘出を担当していただいたお医者さんからは、手術で神経が切れるけど、3年くらいでまたつながります、と言われていたので、ちょうどその頃かと。
たぶんそのために首が攣ったりするんじゃないかと思うんですが、と言ってみたが、主治医のお医者さんは、今ひとつピンときていないみたいで、たぶんこういうことを言う患者はほとんどいなかったんじゃないかと思う。
まあ、それほど痛痒を感じているわけではないので、首が攣る話はそのままにしてしまって、本日のメインイベントのCT撮影の結果は、首も肺も、再発も転移も見られず、問題はありません、とのこと。
あとは、いつものように、スコープでのどの奥をのぞいて、状況を確認してもらって、診察は終わり。
いつも、何もないとは思っているけど、やっぱり、何もないとそれはそれでほっとする。
次回は、また3ヶ月後。