医療費

数ヶ月に1回、健康保険組合から届く、ここしばらくの医療費に、放射線治療を受けた入院の分が記載されていた。
自分の支払った金額は、高額療養費制度のおかげで、本当に少ない額だったけれども、かかった医療費は、もちろんそれの三倍などというお安い額ではなかった。
42日間の入院での医療費を合計すると、約300万円で、思わず、へー、と声を上げてしまった。
もちろん、診療明細はもらっていたので、入院期間の点数がどのくらいになるのかはわかっていたけれども、改めて金額として示されると、そんなに高額な医療を受けたことになるんだ、と再認識した。
そして、いろいろ問題があるにせよ、日本の医療制度は、下々の者が病気になったときに、ちゃんと役に立つようになっているんだな、と感心してしまった。
よく、がん保険などのコマーシャルで、がんになると高額な医療費かかかるから保険で備えを、というのがあるけれども、(自分が標準治療しかうけなかったというのがあるかもしれないが)経験した限りではそんなに高額なお金を払う必要はなかった。