自分の治療の場合は、抗がん剤(シスプラチン)は、放射線治療の増感作用を期待している部分が大きいので、髪の毛が抜けてしまったりするほど大量の投与をされたわけではない。
なので、抗がん剤の痕跡はほとんど残っていないけれども、唯一、指の爪に斜めに光を当てるようにすると、伸びる方向に平行に3本の筋ができていて、その部分で爪がすこし溝になっていることがわかる。一般に爪が全部生え替わるのが半年らしいので、位置的に、シスプラチンの点滴を受けていた時期と重なるようだ。
一回目と二回目の点滴の間隔は4週間ほど開いたが、二回目と三回目は3週間ほどだったので、それに応じて溝の間隔も広めと狭めになっている。
点滴の当日や翌日は、軽いおう吐感や食欲不振に悩まされたけれども、こんなに時間が経ってから影響を見ることができるなんて、なんだか感慨深いものがある。
自分の中ではすでに過去のことになってしまっているけれども、はたして、それでいいのか、次回の通院ではCT検査が予定されているので、まずはそこからかな。