PET/CTの結果

果たして、PET/CTの結果は届いているんだろうか、と危ぶみながら診察に行くと、外来から受付まで郵便物の到着を問い合わせてくれて、届いていることが判明。
事務の人に持ってきてもらうので、しばらく待ってね、ということで、診察室から待合室へ逆戻り。
このへんのまったり感が、片田舎の病院の良いところか?

しばらくたってから、改めて診察室に呼び込まれて、PET/CTの結果を見ながらお医者さん曰く、予想通り、左の扁桃腺の集積が27ですからここが一番怪しいですね、とのこと。
後で調べてみると、この集積の値というのは相対値とのことで、10以上だとがんの疑いがある、とされているらしい。27ならば、かなりダントツの値のようだ。
首にも集積があったが、これは、手術の傷跡によるものと考えられるようで、扁桃腺以外に(肺や胃も含めて)疑わしい集積がなかったのは、良い話題だった。
お医者さんによれば、十中八九、左の扁桃腺が原発巣でしょう、とのこと。
さらに、表面からはがん組織が確認できないので、扁桃腺を取って、組織検査をして、原発巣が確定して初めて、治療のスタートになる、とのこと。
そして、もし、扁桃腺の組織を検査して、がん細胞が確認できなければ、原発不明がんということになって、それはそれで治療が大変になる、と、さらっと不吉なことも忘れずに付け加えてくれたりする。

お医者さんが、原発巣を確定しようとするのは、以前にも触れたとおり、がんというものが、発生した部位の性質を残したまま増殖していくからで、原発巣がどこか、によって、どういう治療をするのか、効果の高い治療法なども異なってしまうから、ということのようだ。

このまま5月7日に入院して、8日に手術を受けるのが最短、といわれたので、とりあえず、それで予約した。
ただ、同時に、2カ所の病院をセカンドオピニオン先として紹介もしてもらって、もしかしたら、手術をキャンセルすることもあるかもしれません、とは言い訳しておいた。

お医者さんは、どこでも紹介してあげるから、と、2つあげた候補宛の情報紹介状を、さっさと書き上げてくれた。