口内炎

数日前に、急いでかんで傷つけてしまった左側の下唇の内側は、やっぱり口内炎になってしまっているので、塗り薬、というか、ステロイド剤で溶いた粉ゼラチン、みたいな口内炎の薬を出してもらって塗っているが、残念ながらすぐには治らない。
ほとんど同じ頃に2回もかんでしまった右側の下唇の内側は、うがい薬でなんとか治ったのに、3回目はさすがにだめだったのかも。
ひもじかったのもあるけれども、唇の内側をかんでしまうのは、急いで食べ物をかむからだと思うので、これ以降、できるだけ、ゆっくりと、かつ、30回はかんでから、食べ物を飲み込むように心がけている。

つくづく思うのは、お医者さんは治るための手段は提供してくれるけれども、やっぱり治るのは自分自身の身体だから、こういう少しの心がけで何とかなるようなものは、自分で防ぐようにしないといけないな、と。
急いでかまなくても、美味しくいただくことはできるので、入院中は、せっかく時間はたっぷりあるんだし、ゆっくりかむことにしよう。

今日も、入院管理をしてくれている腫瘍内科のお医者さんには外出許可をもらっているので、昼過ぎにシャワーを浴びた後で、出かけてみることにした。

放射線照射の影響か、食後しばらく時間がたったり、電話で話をしたり、の時に、口の中が乾燥している感じがするようになってきている。
たまたま今のところ自分の場合は、自動販売機で売っている微糖のレモンティーを飲むと、口中も喉も、すっきりする気がするので、良くそれを買って飲む。
でも、どうせなら、2Lペットボトルとかを買ってきて冷蔵庫に放り込んでおけば、自由に飲めるのでちょっと重いけれどもスーパーで仕入れてくることにした。

放射線治療は通院で行っている方も多いし、そういう意味では他の病気と違って、普通は外出できるし、身体の自由もきくので、その自由を活かさない手はない。

出かける前に、お出かけ先のショッピングモールの情報を見ていると、長崎ちゃんぽんのお店があることがわかって、急にそれが食べたくなったので、晩御飯は、ついでにそれを食べることにした。どっちがついでなのかわからないけれども。
お茶のティーバッグは、昨日の外出で補充してきたので、今日は、お茶代わりに飲めるスープのようなものがあればと思って、食品売り場の棚を、いろいろ物色してみた。
自分の場合は、食べるものがモチベーションにつながるので安直でよろしいけれども、もっと食べるのがつらくなってきたら、なにか別のモチベーションにつながるものを見つけなければならないかもしれない。
そのためには、できるだけ食べ続けることができるように、口腔内やのどの手入れをできるだけしておかないと。

長崎ちゃんぽんのお店は、ネットニュースか何かの記事で、少し方針転換が図られたということを読んだことがあって、それもあって、興味津々だった。
国産の麺の上に、国産の野菜がたっぷり、というメニューの言葉通り、記憶にあるよりもあっさりした味のスープで、なかなかにけっこうな晩御飯だった。

ただ、例によって、胃が拡張した分、胃瘻の部分が引きつれて痛み、妙に前屈みになりながら病室まで退却することになった。

今日の食事(晩御飯は、外出して長崎ちゃんぽんを食べたたため、画像なし)