医療保険の手術給付金

先日、外来で胃瘻抜去を行った際の診療費の領収書を見ると、手術料の欄に金額が入っていて、本人的には、あれで手術なのか、という軽い驚きがあったんだけど、同時に思ったのが、これって、もしかして、手術給付金の対象になるんだろうか、というお金に関すること。
自分の場合は、生命保険の医療特約として、入院時と手術を受けたときに給付金が支払われる契約をしている。

手術の給付金については、今回の一連の手術をうけるまで、契約の存在すら意識したことがなかったけれども、どうやら病院でもらう請求書の手術欄に金額が入っているだけで給付金がもらえるということがわかって、保険も役に立つことがあるんだな、と思った次第。
自分が入院したり、手術を受けたりすることになるなんて、本当に予想もしていなかったので、医療特約の部分については、まったくの掛け捨てのつもりだったのに。

でも、確かに涙が出るくらい痛かったとしても、あんな瞬間芸みたいなのが本当に手術に該当するんだろうか、とかなり疑問だったので、最近、すっかりおなじみになってしまった生命保険会社の担当の方に電話をかけて、外来で胃瘻抜去術というのを受けたが、これが給付金の対象になるのか調べてもらうことにした。
すると、翌日には回答があって、給付金の対象に該当するので、請求のための書類を送る、と連絡があり、今日、その書類が手元に届いた。
さっそく、請求書に記入して生命保険会社に送ったが、このへんは、病院でもらう診療費の請求書の内訳に目を通していなければ、自分も請求しなかった可能性が高い。

医療保険に入るかどうか、というのは、別の意味で議論の余地のあるところなので、一概におすすめするつもりはないが、すでに医療保険に入っているのだとしたら、もらえるものはありがたく頂戴することにしたい。
そのためにも、病院でもらう診療費の請求書はきちんと目を通すべきだと思う。

また、がんの治療などを受けると、年間で考えるとそれなりの額になることが予想されるので、確定申告で医療費控除を受けるためにも、きちんと領収書を保存しておく必要がある。

今回自分が経験して、へー、と思ったのは、

  • 一度に行った手術だけれども、悪性腫瘍だった左の扁桃腺を除去する手術と、そうでなかった右の扁桃腺を除去する手術は、別々の手術として扱われる、
  • 瞬間芸だったにも関わらず、胃瘻抜去術は手術給付の対象になる、

の二つ。

すでに医療保険に入っているのなら、もれなく請求できるように、診療費の請求書にはきちんと目を通して、もしかして、と思う内容があれば、おっくうがらずに保険会社に問い合わせてみるべきだろう。