入院初日

入院初日は、血液検査のための採血をされた後、病棟に行って入院。

すごく若い看護師の方がいろいろ説明したり、ヒアリングしたりしてくれた。

その後、看護助手の方から、シャワーやコインランドリーの使い方、その他の病棟内の施設についての説明。

病棟は腫瘍内科が管理しているとのことで、病棟で担当してくれることになる腫瘍内科のお医者さんが、さっそく明日からの、抗がん剤(シスプラチン)の治療のスケジュールについて説明してくれた。

その後、胸部レントゲンと心電図。

さらに、明日からの放射線治療に備えて、放射線照射機(リニアック)での照合があった。

最後に、薬剤師の方から、抗がん剤(シスプラチン)の作用、副作用などについて、ていねいに説明があった。
病棟に薬剤師の方が詰めている、というのもすごいな、と感心した。
シスプラチンという抗がん剤は、登場以来、約30年も使われていてそれだけ効果があるということなんだろうけど、副作用もたいしたものらしい。
ただ、一番大きい副作用の嘔吐に関しては、5年ほど前に出た薬によって、かなり抑えることができるようになったとのこと。
副作用に関しては、個人差が大きいということなので、結局説明してもらっても、出たとこ勝負ということになるんだろうか。

夜、看護師の方が粉末のうがい薬を束にして持ってきて、水に溶かして使ってください、とのことだった。
1袋が100mL用なので、500mLのペットボトルに5袋溶かして、1日で使い切るようにするといいらしい。

口内炎をできるだけ防ぐために、口の中を清潔に、歯磨きはできれば5回、ということなので、今日から実践することにした。
毎食後に加えて、起床時と就寝時、そのあとうがい薬でうがい。
毎日の生活の中でだとかなり面倒に感じるけれども、病気を治すために病院にいる身としては、それが毎日やることのすべてと言っても過言ではないので、そのくらいはきちんとやらなくては。
少しでも口内炎を少なくできれば、結局は自分が痛い目を見なくてすむわけだし。