甲状腺ホルモンを処方してもらうようになってから、地元の病院にも通う目的というか意義を感じられるようになってきたので、張り切って通院。
しばらく前から、3人いたお医者さんの内1人のお医者さんが異動されて、前は2診体制で外来を見ていたのに、今は1診しかない状態で外来を運営している。いろいろ大変そうだな、と思うけれども、このお医者さんも以前よりはなんとなく立派な感じに思えるのは、その大変さ故なのだろうか。
主治医の頭頸科のお医者さんの診察の状況などを報告して、このお医者さんも、喉の奥をのぞいて見る。どうやら喉の奥に痰がからんでいたようで、甲状腺ホルモンに加えて、うがい薬も処方してくれた。
つくづくお医者さんって、心配性というか、いい人じゃないとこんなことはできないんだな、と思う。
次回は、甲状腺ホルモンの値をチェックするために採血する、とのことで、採血を担当する看護師の方はだいたいが天使ナースなので、こちらのほうは刺し跡だらけになる心配はしなくても大丈夫だろう。
いずれにしても、投薬は近くの病院でしてもらうようにして正解だったと思う。
月: 2017年1月
インターバル
前回あたりから、通院が2カ月ごとになっている。
まずは、歯医者さんから預かってきた紹介状を頭頸科のお医者さんに手渡す。
実際のところ、中に何が書かれているのかは、封がされているので患者である自分にはわからないんだけれども、たぶん、抜髄する可能性があるけれども、この歯にはどのくらいの放射線が当たっているのか、という内容なのではないかと、勝手に想像する。
電子カルテから、自分の放射線治療計画の図面を見て、上の右側の歯だからこれかな、と、補助に付いているお医者さんと話をしている。そして、自分のほうを振り返って、あとで返事を書いておきます、とのことだったが、もし返事が遅くなってしまったら右上の歯は33Gy(グレイ)だとお答えください、とおっしゃっていた。
変わりはありませんか、とのことだったので、年末に風邪を引いてからのどがはれぼったい感じが継続して気になる、とお医者さんに言ってみた。
いつも通り、喉をのぞいたり、スコープで上咽頭や声帯のあたりをのぞいたりしてくれたけど、特に問題はないらしい。
後は、転移のあったリンパのあたりを中心に、首をていねいになでたりもんだりして診察は終了。
次回は、3月で、造影剤を使ってCTを撮りましょう、ということになった。
これは、また、血だらけ、じゃないけど、刺し跡だらけになる予感。
もっとひんぱんにCTとか撮るのかと思っていたけど、よく考えてみれば、CT検査も一年ぶりだったりする。
何もないとは思うけど、やっぱり、何もないといいな、と祈るような心境ではある。
その後、放射線科のお医者さんともお話しして、こちらは、味覚障害の話。
普通にはほとんど甘味も問題ないレベルまで回復したと思うけど、やっぱり、りんご果汁のようなものは、瞬間甘くてもすぐに甘さを感じなくなってしまうような気がする、と話した。これは味覚神経の問題というよりも、唾液の分泌が少なくて洗い流されないから、ということのほうが大きいような気はする。
でも、以前は、水のPETボトルが手放せなかったけれども、今は、わりと忘れてしまうことも多くて、口腔内の乾きもよっぱどましになってきてるんだな、と思う。
歯医者さんからの紹介状
家が近いというのもあるけれども、歯周病だったり、知覚過敏だったりのケアも含めて、毎月1回は歯医者さんに行くことになっている。
できるだけ虫歯にならないように心がけてはいるつもりなんだけど、もともと小学生や中学生の頃のお手入れがあまりにひどかったので、すでに、口の中はいたるところに神経がなかったり詰め物がしてあったりする歯が並んでいる。過去のことを悔やんでも仕方ないので、この状態をできるだけ長続きさせられるようにしなくては。とはいうものの、詰め物をしている歯が、妙に冷たいものがしみたりすると、経験上、やばそうな気になる。
歯医者さんは、たぶん中で神経がかなりまずい状態になっているかも、とのことで、痛みが続くようなら神経を取らなければならないらしい。ただ、放射線治療を受けているので、歯の神経を抜くのもためらってしまうものなのらしい。
次に通院する日を尋ねられたので、来週の月曜日に、と答えると、紹介状を書くので、とのこと。
どうやら、抜髄に関して質問したいらしい。
ほんの数年前まで、病院などとは縁がなかったのに、こうやって、お医者さん同士の紹介状を持ち歩くようなことになるとはちょっと不思議な気もする。
本来の目的の、歯周ポケットや知覚過敏の状態のチェックは、いつも担当してくれる歯科衛生士の方いわく、歯もきれいに磨けているし問題はありません、とのことで、来月の予約をして帰ってきた。