Hが増えてる

今回は、半年に一度の血液検査。
まずは、どきどきしながら採血へ。
どっちの腕が良いですか?と尋ねられるので、どっちも難しいらしいです、と説明すると、担当の技師の方はちょっと笑って、とりあえず、右腕で、ということになる。
たしかにねー、と自分の腕を見ながらうなずくも、大丈夫です、私のための血管が出てきてくれますから、と根拠のない自信をみなぎらせながら、でも笑顔で、ぷすっ、と採血してくれた。本心はともかく、見かけだけでも、こんなふうに自信ありげに接してもらうと、こっち側の精神衛生上はよろしいのでありがたい。
ちょっとやばい感覚はあったけど、結局内出血はなくて、実はこの方も天使ナースのカテゴリーだったようで、見かけだけの自信ではなかったのかも。
その後、お決まりの喉を見て、鼻からスコープでのぞいて、の診察。
担当のお医者さんが一線を退かれてからは、おつきの若いお医者さんがスコープを入れるんだけど、ちょっと手間取り気味で、少し痛かったりする。そこは一気に押し込んでしまえば良いのに、とは思うけど、さすがにそんなことは言えないので、痛みに対する反射的な涙があふれてしまうのはどうしようもない。
スコープ的には問題はなく、血液検査的にも、腫瘍マーカーとか、甲状腺ホルモンの値とか、治療の対象だったり、投薬の対象だったりしている数値は問題がないんだけど、検査結果のプリントアウトにはコレステロールとか尿酸値とかのところにHのマークが。
お医者さんは、腫瘍マーカーとかは問題ないですが、このへんがちょっと高いですね、と申し訳なさそうに告げてくれる。
入院していた頃の、やせてはダメ、と言われながら10kgもやせてしまった日々が懐かしい。
やっぱり運動しなければ、と改めて反省した次第。