唾液とリンパ

しばらくの間、蟄居していたが、そろそろなんとか出かけても大丈夫そうに思えてきたので、5日ほど仕事で旅行に出た。
家で療養している時と比べて、水分補給なども制限があるので、どうしても口が渇いた状態で我慢してしまうことが多かった。
できるだけペットボトルの水を片手に持っているようにはしたが、思うに任せないときもあるし、ホテルの部屋は乾燥しているので、就寝中の口の渇きも激しくて、いくぶん治りかけているようだった舌の表面がまた荒れてしまって、少しぴりぴり痛い。
治りきっていない、というのもあるだろうけれども、以前と同じように、多少の無理、というのもしてはいけないんだな、と実感。

さらに、首の腫瘤を摘出した手術跡が、最近、むくみがちで、傷跡周辺や首のマッサージを心がけているけれども、気がつくと傷跡から上の部分がむくんでいることが多い。
手術は、耳の真下から垂直に下りて、首のしわに沿ってあごの真下まで切り開かれているので、特に、傷跡の耳の下側のところでむくむようだ。
放射線治療で入院していた時期には、もう傷跡の腫れはほとんど引いていたけれども、あまりむくみを気にしたことはなかったのに、今になってむくみが気になるようになってきたのは、それだけ身体の活動が活発になってきた、ということだろうか。
実際のところはどうなのかよくわからないけれども、少しでも良い方向に解釈しておくことにしよう。