出戻り

めでたく退院して、病院の近くのバス停でバスを待っていると、目の前が白くなり始めて、これはまずいかも、としゃがみ込んだんだけど、気がつくと前のめりに倒れていた。
足元に荷物を置いていたので、その荷物越しに、前のめりに倒れたので、鼻をすりむいてしまい、けっこう派手な状態になっていたご様子。
たまたま通りかかった方が救急車を呼んでくれて、あえなく、救急車で退院したばかりの病院に出戻ってしまうという、非常に情けない状態に。

たまたま当直で自分の担当をしてくれていた腫瘍内科のお医者さんがいらっしゃったので、倒れたということで、もしかしたら足で出来た血栓が肺に飛んだのかもしれない、とか、倒れたときに頭を打っている可能性もある、とか、いろいろ考えて、血液検査やCT撮影などなどを行ってくれた。

結果、水分量がやや少なかったので、低血圧になり倒れたのだろう、ということで、とりえあず、経過を観察するために1日入院することに。
まだ自分のいたベッドが空いていたので、元の病棟の元のベッドに逆戻り。

鼻をすりむいてひどい状態になっていたのは、看護師の方が傷パッドのようなものを貼ってくれて、ずいぶん楽になった。
もちろん、もとの病棟に入院したので、そこらへんの看護師の方はみんな顔見知りで、どの看護師の方も、大変でしたねー、と言ってくれるんだけど、自分的には、これ以上ない情けなさだった。