自宅療養開始

首の部分の痛がゆさは相変わらずで、保湿ローションとともに、病院でつけていたステロイド剤をつける。

喉の痛みも、すぐに良くなる傾向にはなく、今時点では、いったいいつになったら良くなるんだろう、という思いで、食事の苦行を続けている感じ。

今度こそ退院

結局、腫瘍内科のお医者さんから、お迎えが来てくれるのなら翌日に退院してもいい、というお達しがあったので、急遽、妻にお迎えに来てもらってなんとか退院した。

病院食も無理矢理食べていた感じだが、家に帰ってきても食べるものがない状態で、どちらにしても味はわからないので、味をつけていない食事を出してもらって食べている。
あと、温泉卵を用意してもらうくらい。

退院しても、経口栄養で、それなりにカロリーを摂らなければならないので、食事が苦行であることには変わりない。
いつになったら、苦行が和らぐのやら。

左右のバランス

扁桃腺摘出の傷跡に、チーズやしょうゆのように塩辛いものがしみることはなくなっていたけど、まだあくびをすると喉が痛いような気がして用心しながらあくびをかみ殺している状態だったのが、そろそろあくびをしても大丈夫になってきたご様子。
扁桃腺を取ると、しばらくの間かなり痛い、とは言われていたけど、やっぱり、経験してみないと、その痛さと不自由さはわからないものなんだな。
結局、自分の経験の範囲内にのみ、自分の生活空間はある、ということなんだろう。
たぶん、そのへんが、自分が凡人たるゆえんなんだろうけど。

今回、お願いして左右両方とも扁桃腺を取ってもらったけど、意外と、左の扁桃腺(扁桃腺がんと診断された扁桃腺)よりも、右の扁桃腺のほうが治りが遅くて、てっきり正常な扁桃腺のほうが治りが早いと思っていたのに、さすががん細胞、通常細胞より治りも早いんだろうか?
(もちろん、手術してくれたお医者さんは、左の扁桃腺でそれらしい組織はできるだけ取り除いておいたので、とはおっしゃってくれていたけど。)